「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/07/17

災厄の町

今日も蒸し暑い。早く秋にならないものか。

夕方早めに退社して、一二、所要を果たし、この前十年ぶりくらいにハンバーガーを食べた店でアボカドバーガーとビール。いい夕方だ。

帰宅して風呂に入り、夜は読書などで静かに暮らす。古典ミステリ再読計画より「災厄の町」(E.クイーン著/青田勝訳/ハヤカワ文庫)、「夏目漱石全集4」(夏目漱石著/ちくま文庫)より「坑夫」。

「災厄の町」は地味ながらクイーンの最高傑作に挙げる人もいる古典。日本で「配達されない三通の手紙」という題名で映画化されたこともある。TV で観た記憶があるような気もするのだが、はっきりと覚えていない。松坂慶子が出ていたことや、架空の町ライツヴィルが山口の萩に設定されていたこと、探偵エラリイ・クイーン役が日本文化を勉強にやってきたガイジンという役回りに翻訳されていたことなど、変に細かいことを記憶しているわりに、その他のことをまるで覚えていないところからすると、実際は観ていないのかも知れない。