「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/02/16

ノストラダムスのジャム

晴天。雪はまだ通りに残っている。朝食は珈琲、ヨーグルト、蜜柑だけ。朝風呂に入って、湯船で「フランス料理の学び方」(辻静雄著/中公文庫)を読む。「中世とルネッサンス」のあたり。ふうむ、ラブレーも読んだ方が良いらしい、と頭にメモをする。私の時間は限られている上に先もそれほど長くないのに、本を書く人が多過ぎる。

ラブレーの話と同じ箇所に、ノストラダムスが「ジャムの作り方」という本を出版している、と書いてあった(「フランス・ルネッサンスの人々」(渡辺一夫著/岩波文庫)からの引用のようだが)。本当にジャムの作り方の本で、レシピは現代とほとんど同じだそうだ。当時は、料理も医学も魔術も似たようなものだったのだろう。

昼食。鰤あらの塩焼きと大根のなますで冷や酒を五勺。のち、蕪の糠漬、油揚げと蕪の葉の味噌汁で、卵かけ御飯。午後は家事のあれこれと、その合間の読書。「お菓子とビール」(W.S.モーム著/行方昭夫訳/岩波文庫)など。

夕方、二度目のお風呂に入って、湯船で "And Four to Go" (R.Stout 著 / Bantam Books)より短篇 "Easter Parade" を読む。夕食は鰤大根の最後の残り、韮玉、牛蒡のきんぴら、長葱の味噌汁、御飯。食後に苺を少々。晩酌はナッツ類で赤ワインを一杯だけ。