「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/05/23

薄暑と言ふより夏

今日は気温が三十度を越したやうだ。昼間は外に出なかつたので実感はしてゐないが、今から辛い気持ちになる。嗚呼、また私が大の苦手とする夏が来るのか。早く仕事を辞めて夏はほとんど外に出なくて良い生活がしたいものだ。または声の良い秘書を連れて避暑に行きたい。そして昼間は木陰で「モンテ・クリスト伯」か「月長石」を秘書に朗読してもらいながら、ビールを飲む、なんて言ふ涼しげな夏を過したい。けして贅沢は言はぬ、その証拠に、夕食は素麺でいい。

などと妄想しつつ帰宅。風呂に入つてから夕食の支度。冷奴、板山葵で冷酒を五勺。のち、いただきものの鯛で鯛飯を炊く(昨日、半身を塩焼にした)。三つ葉の澄まし汁と。食後に中国茶。