私のゴールデンウィークはカレンダ通りなので、平日の今日は出勤。三連休で少し夜更かし癖がついて、寝不足。朝食のあと、ラテン語の勉強をしてから出勤。このゴールデンウィークは集中的にスピノザを読もうと決めてゐるので、車中の読書も往復ともに「神・人間及び人間の幸福に関する短論文」(スピノザ著/畠中尚志訳/岩波文庫)。
さて今日の仕事も終わつた。「永遠の相のもとに見る」、この世界をこれで全きものと見る、と言ふことは、とても難しいなあ、と思ふ。スピノザ自身が「たしかに、すべて高貴なものは稀であるとともに困難である」と書いてはゐるが。
やはり信仰が足りないのだらうなあ、私はまだしばらく世間で修行をした方が良ささうだ、などと思ひつつ、神保町へ。まず馴染の珈琲屋で憩ふ。そして、じやが芋が先に出てくるタイプのカレーライス屋で夕食。
吉野朔美さんが四月に病気で亡くなつてゐたことを知る。残念だ。