また週の始まり。往きの車中は谷崎源氏。このあたりは「院」と称される人が光源氏を含めて三人いて、しかも源氏は院になる前の習慣に従って「大殿」とか単に「殿」とも呼ばれているので、誰が誰なのか読みとるのが難しい。谷崎の注釈に「はなはだまぎらわしいため、注意して読まれたい」なんてあるのだが、そんな注釈をするくらいなら、どれが誰かを注釈してくれればいいのに。
夕方退社して帰宅。風呂に入ってから夕食の支度。花と冬休み用の本を眺めながら、鯛の昆布締めで冷酒を五勺。これが幸せと言うものだろうか……。のち、ブロッコリと茹で卵の温サラダや、煮麺。