D.フランシスの「重賞」(菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ文庫)を読むことくらいしか予定のない土曜日。この前に読んだ「障害」の主人公は会計士(でもアマチュア騎手)だったが、今回はおもちゃの発明家(でも馬主)。だましとられた名馬を奪い返せ、からくり名人の奪還作戦!という趣向。フランシスについては、そこまで毎回筋書を工夫するくらいなら、いっそ馬から離れてみては、と思うことが多いのだが、自分の強みを手放さない、というのも一つのプロ意識なのだろうか。
朝食はヨーグルト、桃を一つ、珈琲。昼食はキャベツとソーセージの炒めもの、冷奴でビール。のち素麺を二把。夕食は、鮪の切り落としで赤ワイン一杯ののち、油揚げの納豆詰め、茄子の塩揉み、御飯、茄子と麩の味噌汁。夜、パン、チーズ、赤ワイン少々。
「重賞」、読了。痛快篇だった。他に「金融工学入門(第2版)」(D.G.ルーエンバーガー著/今野浩・鈴木賢一・枇々木規雄訳/日本経済新聞出版社)を少し。数理ファイナンスの確率解析以外の部分について、一度はちゃんと系統的に勉強しないと駄目だなと思い立ち、入門書から。