「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/12/31

大晦日

「もしも、各人の生きた過去の年数と同じく将来生きられる年数をもはっきり知らせることができるならば、僅かな年月しか残っていないことを知った者は、どんなにか慌てることであろう。どんなにか残りの年月を惜しむことであろう。それゆえに、確実にあるものならば、どんなに僅かなものでも人に分けることは容易であるが、いつ尽きるとも知れないものは、ますます細心な注意をもって大切にしなければならない」


「人生の短さについて」(セネカ著/茂手木元蔵訳/岩波文庫)より