ヨーグルト、珈琲、蜜柑。ブロッコリと茹で卵のサラダ、焼き餃子、赤ワインを一杯だけ。食材が切れていたのだが冷たい雨で買い出しに行く気になれず、ありあわせスパゲティ。オリーヴの実とカッテージチーズのオリーヴオイル漬けでワインをもう少し。
「ありあわせスパゲティ」とは、「村上朝日堂」(村上春樹・安西水丸著/新潮文庫)に出てくる料理で、その時点で冷蔵庫に残っていたものなんでもかんでも茹で立てのスパゲティと和える、以上。というような貧乏学生時代が懐しくなるようなレシピ。一方、「村上レシピ プレミアム」(台所で読む村上春樹の会編/飛鳥新社)で紹介されているアレンジでは、ミニトマト、餅、サラミ、卵、バターをスパゲティに混ぜ、ふりかけをかける、という高級感あふれるものになっている。もちろん私の場合は前者。
「物語の迷宮」(山路龍天・松島征・原田邦夫著/創元ライブラリ)、読了。「歯と爪」(B.S.バリンジャー著/大久保康雄訳/創元推理文庫)。「寝るまえ5分のモンテーニュ」(A.コンパニョン著/山上浩嗣・宮下志郎訳/白水社) 。「アナバシス」(クセノポン著/松平千秋訳/岩波文庫)。