「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/01/04

野菜をトスする

今朝はよく冷えるなあ。 いただきものの蓬餅を焼き、 おせちや煮染めの残りで、いただきもののシャンパーニュ。 親切な方々のおかげで朝から贅沢。 朝風呂に入って湯船で 「生成文法の企て」(N.チョムスキー著/福井直樹・辻子美保子訳/岩波現代文庫) を読む。

昼食には玉葱、人参、絹莢、ハムを炒め、 インスタントラーメンとあわせてタンメン風のものを作る。 食後に紅茶と、ベリー類のケーキを一切れ。 午後は野菜くずを煮てスープストックをとったり、 「ファスト&スロー」(D.カーネマン著/村井章子訳/早川書房) を読んだり。

夕食時が近付き、いただいた大量の野菜を前に策を練る。 根菜類は日持ちするので、 まずはレタス、ブロッコリ、芽キャベツあたりの食べ方を考えねば。 とりあえず今日のところは、レタスは生のまま、他のものは蒸し野菜にして、 これまたいただきもののレモンをベースにしたドレッシングで。 そのあと、また煮染めやおせちの残りで、御飯、金時人参と若布の味噌汁。

普通、ドレッシングは油と他の材料、例えば酢や塩胡椒とを混ぜて作るものだが、 一説によれば、まず野菜に少量の油だけをかけ、「トス」をして野菜に油の膜を作り、 そこに油抜きで作ったドレッシングを使う方が美味しいのだそうだ。 塩分で野菜から水が抜けないよう油膜がガードする、とか、まあそんな理屈で。 (科学的に正しいかは疑問。) それを思い出して、時々やってみるのだが、 私の味覚では、どっちもどっちという感じ。