「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/01/15

落魄の美学

朝起きると、足腰が痛い。 どうやら昨夜、雪の上を歩くのに普段使わない筋肉を使ったらしく、筋肉痛。 歳はとりたくないものじゃのう……と老猫に話しかけつつ、朝食の支度。 お弁当を詰めて、出勤。 今朝は流石に地下鉄を使った。

新年会疲れで、低調。 昼休憩に新刊書店で 「ケンブリッジ・シックス」(C.カミング著/熊谷千寿訳/ハヤカワ文庫) を買った。夕方退社。 既に道路から雪がかなり消えていたが、 老体を労る意味で地下鉄で帰る。 やはり冷える。今夜は豚汁にするぞ、と思いつつ帰宅。

昨日の会食で某大学の経済系の先生が、 小料理屋の女将のヒモになって、 この人も昔は論文を書いたりちょっとしたもんだったんですけどねえ、 とか言われながら、カウンタの隅で女将に酒を注がれたい、 と語っていらした。落魄の美学だろうか。 少なくとも、マスコミに出て、売れっ子評論家になって、政府の参与になって、 という路線よりは、経済学者として格好良い老後である気はする。