午前中は定例のデリバティブ研究部会自主ゼミ。そのあと参加者によるランチ。午後は歌舞伎座へ。「七月大歌舞伎」夜の部。
「荒川の佐吉」を佐吉に猿之助、郷右衛門に海老蔵、政五郎に中車など。人情話なので当然だが次々に泣かせにかかつて来て、また猿之助が情感たつぷりに熱演するものだから、場内もらい泣き。やり過ぎの感もなきにしもあらずだが、カタルシスが心地良かつた。
「鎌髭」「景清」を景清に海老蔵で。歌舞伎十八番の荒事。海老蔵はあまり好きな役者ではないし、上手だとも思はないが、存在感はやはり只者ではないので、荒事に向いてゐると思ふ。