「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/06/07

六月大歌舞伎、夜の部

昨夜は歌舞伎座で「六月大歌舞伎」の夜の部を観劇。「新薄雪物語」の後半と、「夕顔棚」。「新薄雪物語」は昼夜通しで上演されているので、昼夜の両方、しかも昼のあと夜の順序で観たいところではあるが、私のスケジュールと予算の関係でやむをえず夜の部。

ちなみに歌舞伎座に入ったところで、人物相関図つきの「夜の部に至るこれまでのあらすじ」が配布されていて、けっこう便利だった。昼夜通しでない普通の時も、有料の筋書の他に、こういう風に紙一枚の簡単な筋書と人物相関図を無料で配布するといいのでは。

今回は二階の東側桟敷席で観ていたのだが、隣りの席の上品そうなお洒落おばあさんに話しかけられる。歌舞伎座が空襲で焼けて建て直すまでは東劇に通っていたくらい、年季の入った歌舞伎ファンらしい。先々代の海老蔵はこうだった、みたいな話を聞く。