今季一番の冷え込み。 それでも特にエアコンをつけるほどでもない。 年々、私自身が寒さに強くなっているような気もする。 昼時に同僚の天才プログラマが、 仕事がなくなったら田舎で慈姑農家をしたい、 そうすれば毎日でも慈姑が食べられる、と主張していた。 それくらい慈姑が好きだ、ということらしい。渋い好みだ。 私は仕事がなくなったら、田舎で何を作るかなあ。 私がそれくらい好きなものは、豆腐、油揚げ、厚揚げなどの大豆製品だが、 大豆農家は規模が余程巨大でないと難しそうだ。 豆は仕入れることにして、豆腐屋がいいな。
「不平等について 経済学と統計が語る26の話」(B.ミラノヴィッチ著/村上彩訳/みすず書房) を読み終えて、また、パレート (Wikipedia 項目「ヴィルフレド・パレート」) って面白い人だなあ、と思う。 以前から、時にパレートの人物や業績について書かれた一節を読むたびに、 常に心に引っかかっていた。 よし、この際、 本人の著書や論文とまでは行かなくとも、 伝記や業績紹介の本などから読んでみようと思い、 ちょっと検索してみたのだが、驚くほど資料が少ない。 日本語の翻訳書がないのは、珍しいことではないが、 英文でも非常に少ない。 私のような一般人でも「パレートの法則」とか「パレート最適」とか、 彼の名前を冠した概念を聞いたことがあるくらいだから、 もっと文献があって良さそうなものだ。
とりあえず、数少ない翻訳書のうちから、 「一般社会学提要」(V.パレート著/姫岡勤訳/名古屋大学出版会) を古書店で買ってみる。