いつものように昼休憩に神保町を散歩していると、 80 年代後半あたりの "Brutus" のバックナンバが一冊百円で山積みされているのを発見。 バブルだったなあ……と思いつつ、楽しく立ち読み。 一冊だけ 89 年 2 月 15 日号、特集「男たちの厨房哲学。」を買った。 なんと表紙が F.ガタリだ。 特集にも記事を寄せていて、 キノコと海老のオムレツを作るためにキノコの皮を剥いている写真が出ている。 名づけて「オムレツ・ポストモダン」だそうだ。赤面。 ちなみに、ガタリはこの三年後に心臓発作で亡くなるのだが、 なかなか元気そうだ。 特集ではガタリの他、P.ソレルスも文章を書いている。 ソレルスの写真は、豚の耳の前でポーズ。赤面。
その一冊をオフィスに持ち帰ってぺらぺらと眺めていたら、 連載の「巴里レトロ紳士録」で、 マルセル・デュシャンの思い出を継子のジャクリーヌ・モニエが語っているのに気付く。 なんだかお得な買い物をした感じ。 百円でずいぶん楽しめる。
夕方、退社して、髪を切り、期日前投票を済ませ、 近くのカレー屋さんで夕食をとって、帰宅。