「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/04/09

反哲学的断章

今日も温かい。昨夜お土産に詰めてもらった鯛飯のお弁当を持って出勤。

午前中は神保町のオフィス。さすがにプロの鯛飯はうまい。午後は本郷に移動。姉妹的関係にある遺伝子解析系の某スタートアップ会社にてミーティング。終了後、自宅に直帰。

油揚げに葱を詰めて焼いたものを肴に、赤ワインを少々。のち、豚肉と長葱としめじを茹でた小鍋に饂飩をほぐし、醤油と味醂ベースのたれにつけて食す。

夜は「反哲学的断章」(L.ウィトゲンシュタイン著/丘沢静也訳/青土社)を読んだり。ウィトゲンシュタインの手稿の中から、直接に哲学的著作の一部と思われないようなメモを集めたもの。あまりに私的なものは除かれていたりと、ある程度選択されているのだが、それでも種々雑多で、妙な記述もあり、これは深い哲学的考察なのか、しょうもない思い付きなのか、悩ましいものもある。例えば、「ファイリング・キャビネットの適当な場所に、新しい引き出しをひとつつけると、信じられないほど便利だ」、とか。