以前に書いた事情でディレクトリの奥に眠っていた、 ルイス・キャロルの翻訳のサルベージ作業と公開が完了したので、まとめ。 「枕頭問題集」はいくつか翻訳も出版されている比較的有名なパズル集だが、 特に確率の問題についてちゃんとした注釈がなく不満に思っていたこともあり、自分で全て訳してみた。 初稿レベルなので、暇を見つけては推敲する予定。 あとの四つは、数ページ程度の短い記事でおそらく全て本邦初訳。 それぞれにキャロルらしい文章だと思う。 なお、翻訳自体もその LaTeX ソースコード(GitHubにて公開)も、 CC BY に従う限り、自由にダウンロード、改変、商用を含む二次利用、etc. が可能。
- 「枕頭問題集」 (pdf, 解説 blog)
- 「円積問題についての単純な事実」第一章 (pdf, 解説 blog)
- 「何かある?何もない?」 (pdf, 解説 blog)
- 「マトリクス暗号」 (pdf, 解説 blog)
- 「純正なる選挙」 (pdf, 解説 blog)
この他に、
- "Lawn Tennis Tournaments: The True Methods of Assigning Prizes with a Proof of the Fallacy of the Present Method"(1883), 「テニスのトーナメント: 受賞者を決める正しい方法と、現在の方法が誤りであることの証明」
- "A Discussion of the Various Methods of Procedure in Conducting Elections"(1873), 「選挙を行う手続きの様々な方法についての議論」