「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/05/23

カレーと餃子

正月から、オフィスではネクタイを締めていたのだが、 暑くなってきたので秋が来るまで中断。 午前、午後とキャットフード代と味噌代を稼ぐために、静かに働く。 五月の暑さにも負けず、更年期障害にも負けず、 アベノミクスにも負けず、 南にブラックスワンあれば行って怖がらなくてもいいと言い、 北にビッグデータあればつまらないからやめろと言い、 皆にデクノボーと呼ばれ、 誉められもせず、苦にもされない、今日もさういふ私だった。 夕方退社。徒歩での帰り道で、焼き餃子を買う。

神保町と言えばカレーだが、餃子でもある。 こんなにカレー屋と餃子屋ばかりで競合しないのか、心配になるほど店がある。 そう思っていたら、最近、神保町に(正しくは三崎町だが)ついに、餃子カレー屋が登場した。 ありそうでなかった組合わせなのは、 寺山修司が「カレー派」と「ラーメン派」を対立させて論じたように、 また、インドと中国がパキスタンを挟んで対立しがちなように、 今やほとんど日本料理の人気メニュー同士とは言え、 何か相容れない要素があるのだろう。 実際、それは一緒にしなくていいんじゃないの、という気はする。 とは言え、一度くらいは試してみるべきだろうか。

帰宅して、まず、お風呂。 湯船の読書は 「世論 (上)」(W.リップマン著 / 掛川トミ子訳 / 岩波文庫)。 湯上がりに、焼き餃子で黒ビール。 今日の夕食のメインはもちろん焼き餃子。 でも他にも色々支度しておかないと、 明日のお弁当のおかずが足りないので、 それほどサボれるわけではない。 食後にパウンドケーキ一切れと、薄くいれた珈琲。