「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/05/12

三人吉三

朝食ののち、身支度をして、歌舞伎座に出かける。 今月も柿落しと表題についていて、 少なくとも八月のチラシまでは柿落しとなっている。 改築して一年くらいは柿落しなのだろうか。

第一部の演目、「鶴亀」、「寺子屋」、「三人吉三」 を観劇。 先月から首実験ものが妙に多いような気もするのだが、「寺子屋」もまたそうだ。 名作に生首はつきものなのかも知れない。 そして、やはり「三人吉三」には歌舞伎の美学が凝縮されているなあ、と思う。 こいつは春から縁起がいいものを観たな、という感じ。 菊五郎もかなりの歳なので、そろそろ「お嬢」は辛いんじゃないかという気もするが。 今月も、 第二部には「先代萩」、「廓文章」など、 第三部には「誉石切」、「二人道成寺」 など、定番の豪華演目が続く。 玉三郎と仁左衛門の「廓文章」は観ておきたいかなあ…… 今月中にどこかで仕事をサボって。 来月はいよいよ「助六」があるのだが、 チケットの一般売り出し初日の今日、既に全席売り切れの模様。

歌舞伎のあとは、銀座のお鮨屋さんにて遅い昼食。 シャンパーニュを一杯のあと、冷酒を少々。 平貝の磯部焼き、のどぐろの焼き物、 握りでは縞鰺、鯖、穴子あたりが美味しかった。 夕方、帰宅。

昼に食べ過ぎたので、夕食は蕎麦を茹でて、盛り蕎麦で済ませておく。