「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/05/22

吉田屋

どうも今週は調子が上がらない。 昼食は近所の欧風カレー。 午後も低調にあれこれして、かなり早い時間に退社。

気分転換に縁起の良いものでも観ようと歌舞伎座に行き、 「廓文章」を一幕見する。 一幕見の座席も流石に満席だったので、立ち見。 伊左衛門を仁左衛門が、 夕霧を玉三郎が演じる吉田屋の場。 大変に綺麗でけっこうな舞台だった。 強いて言えば、 この二人ではちょっと格好良過ぎというか、 関西弁で言えば「しゅっと」し過ぎというか、 特に伊左衛門については外見からして既に、 もう少し「あほぼん」な味が欲しい気はする。 でもまあ、綺麗なものはそれはそれでいいものではある。

帰宅してお風呂に入ってから、夕食の支度。 今日もメインは時鮭のあら。 世間は好景気に沸いているようだが、 私のところへはまわってきそうにないなあ。 紙衣ざわりがあらい、あらい、と呟く夕べ。 私のうちにも実家から千両箱が六つくらい届かないだろうか、 と思っても届くのはみかん箱くらいだ。