「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/06/17

慣習

今朝も雨のせいで涼しい。 珈琲、苺ジャム入りヨーグルト、バナナの朝食。 洗濯をしてから、朝風呂。湯船の読書は、 「自由論」(ミル著/斉藤悦則訳/光文社古典新訳文庫)。 「われわれはなるべく変わった人になるのが望ましい」 と言われても、変わった人になる方法がなかなか思いつかない常識人の悲しさ。 慣習に従わないのがポイントなのだろうが、 常識人として慣習の中で暮らし過ぎていて、何がただの慣習で、 何が自分が望んでしていることなのか分からない。 「そして東洋では、習慣がひとつの宗教なのである」か……。

昼食の支度。 実家から送られてきた鶏肉の塩麹漬け焼きに、 やはり実家産のキャベツの千切りを添えてメインにし、 他に冷奴、茄子の糠漬、蕪と茗荷の味噌汁、御飯。 寝床で「自由論」の残りを読んで、読了。そのまま昼寝。 二時間ほど寝たあと、 掃除機がけなど掃除と料理の仕込み。 蒟蒻と牛蒡をそれぞれきんぴらにし、キャベツを酢漬けにし、蒸し鶏を作る。 午後からは雨が上がって、晴天。既に夏の蒸し暑さ。 今年も私の最大の弱点、「日本の夏」がやって来る。

お風呂に入ってから、 夕食は、蒸し鶏、トマトと胡瓜と新玉葱のサラダでヱビスを一杯だけ。 のち、盛り蕎麦。 夜は「追撃の森」(J.ディーヴァー著/土屋晃訳/文春文庫) を読んで、のんびり。