「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/04/30

「殺人のすすめ」と「学問の進歩」

もう世間は黄金週間とやらに入って人が少ないのかと思っていたが、通勤電車の車内はそれほどでもない。

今日は一日、ミーティングの類がなく、ほとんど全ての時間を自由に使える日だった。けっこう有効に過せたような。夕方早めに退社。

帰宅して、風呂に入ってから夕食の支度。出来合いの薩摩揚げを網で焼き、冷奴とで冷酒を五勺。のち、チキンカツと蒸しブロッコリにアリオリ、御飯、若布の味噌汁。

夜は「殺人のすすめ」(R.ヒル著/秋津知子訳/ハヤカワ・ミステリ 1356)を読んだり。「殺人のすすめ」の原題はフランシス・ベーコンの「学問の進歩」の表題の定冠詞を不定冠詞に変えただけのもじりなのだが、各章の冒頭に掲げられる引用も全て「学問の進歩」からのもので、それがどれも非常にうまい。積読にしたままになっていた「学問の進歩」を是非読まねば、と思う。