「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/10/24

コーデリア

久しぶりの秋晴れ。気温もかなり上がった。

夕方退社。帰宅して風呂に入り、湯船で「快楽としてのミステリー」(丸谷才一著/ちくま文庫)を読む。読了。湯上がりに、ポテトサラダとギネスを一杯だけ。のち、タイ風レッドカレー。食後に蜜柑を一つ。

その後は「皮膚の下の頭蓋骨」(P.D.ジェイムズ著/小泉喜美子訳/ハヤカワ文庫)。女探偵コーデリア・グレイの孤島の冒険を読む。200 ページ読んでもまだ誰も殺されないが、面白い。昔、ダルグリッシュ警視ものを一つ途中で読みさして以来、敬して遠ざけていたのを勿体なく思う。おそらく、私が若過ぎて理解できなかったのだろう。P.D.ジェイムズは単なるミステリー作家ではなく、未来には二十世紀英国の重要な文学者と考えられるようになるのではないか……それはさておき、良い週末の夜である。