E 社の N 社長がランチをご馳走して下さるというので、丸ビル最上階のイタリア料理屋へ。おそらく我々労働者の革命を恐れての懐柔策であろう。夜明けは近い。それはさておき、なかなか結構なコースであった。ふんだんにポルチーニを使ったショートパスタやホロホロ鳥のメイン料理も良かったが、N 氏がオーダーした的鯛の葡萄の葉包み蒸しが美味しそうだった。大体において、人が注文したものの方が美味しそうに見えるものだ。
切り口が四角のショートパスタはここで初めて食べた。ソクアドリ (soqquadri) と言うらしい。インタネットで検索すると画像がいくらかヒットするものの、あまり一般的なものではないようだ。「混乱」や「ごちゃごちゃ」の意味のイタリア語の名詞 "soqquadro" の複数形であるとのこと。
会食のあと丸ビルで少し鞄屋を見るが、もうひとつ気に入るものがなく、そのまま帰宅。午後は「わが職業は死」(P.D.ジェイムズ著/青木久恵訳/ハヤカワ・ミステリ 1365)を読んだり、食材の買い出しなど。
昼間は食べ過ぎだったので、夕食はあっさり。納豆(茗荷、大葉、しらす)、大根の醤油漬け、御飯、落とし卵と細葱の味噌汁。