「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/10/17

陶然亭

ようやく少しは過し易くなってきたような。 私が正常に動作する推奨環境温度は 0 度から 10 度なので、まだやや暑い。 昼休憩に珈琲豆を買うついでに、 「華国風味」(青木正児著/岩波文庫)より「陶然亭」などを読みながら一服。

昔、京都の高台寺あたりに「陶然亭」という名の、酒好きというものを深く心得た店があった、という話。 店の様子や、仕組み、その全ての品書きまで、非常に詳細に書かれていることだし、 誰か、今の世の中にこの店を復元(?)してみたらどうだろうか。 戦前戦中とは違って、今ではありとあらゆる居酒屋がありそうなものだが、 こういう店はないだろう、と思わせるところからして、 そもそもこの「陶然亭」は本当に存在したのだろうか、という気もする。 夕方退社し、近所で散髪をして、帰宅。

時鮭の塩焼、金時豆の煮物、蕪の葉のおひたしで、冷酒を五勺ほど。 そのあと、そうだ「カープソース」を使わねば、と焼きそばを作る。 お好み焼きソースを使い方としては、やはり焼きそばは無難。 この前、卵焼きのだしに使ってみて、ちょっぴり後悔したように、 こういう専用調味料はあくまでそれ専用に近い範囲で使うべきなのだろう。