「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/02/04

あげまき

往きの車中の谷崎源氏。「椎本」から「総角」へ。第四巻の最後の帖なので、読了まで一冊とちょっとということになる。どうやら通勤時間で読み終えることになりそうだ。

確認やら、相談やら、対処やら、しているうちに夕方。何故か、今週はこんな感じの日が多い。

帰りの車中の読書は「ベウラの頂」(R.ヒル著/秋津知子訳/ハヤカワ・ミステリ 1690)。久しぶりにレジナルド・ヒル。ちょっとしたブロックのような(文字通りの)重厚さに閉口してきたのだが、こうなれば意地で。私がレジナルド・ヒルのダルジール・シリーズを通勤電車で読破するのが先か、隠居するのが先か……流石に隠居の方が先だろう。ちなみに、残っているのは初期の作品二作と「ベウラの頂」以降の八冊を合わせて十冊。

2016/02/03

肴は焙った烏賊でいい

珍しく南北線が事故で不通、三田線にも影響を及ぼしてダイヤ乱れ。いつもより三十分ほど遅く出勤。今日はミーティングなどの予定がないので、後回しにしていた Todo をあれこれ片付ける。

帰宅して風呂。湯船の読書は「百鬼園随筆」(内田百閒著/福武文庫)。湯上がりにいつものおからと、焙った烏賊に山葵でワインを少し。のち、鯵の味醂干し、豚汁、黒米入りの御飯。

2016/02/02

「出世をしない秘訣」

今日も何だか、あれこれ、次々、雑用を片付けていたら過ぎていた。こういうことではいかん、と反省。

帰宅して、おからと焙った烏賊でワインを一杯だけ。のち、豚肉の重ね焼きとキャベツの炒めもの、里芋と葱の味噌汁。

風呂に入ってから、夜は「出世をしない秘訣」(J-P.ラクロワ著/椎名其二訳/こぶし書房)を読んだり。アンリ・モニエの挿絵入りの気楽な本で、題名通り、出世しないためにはどうすればよいか、ユーモアをこめて皮肉な筆致で書いた面白本に過ぎない。しかし、この翻訳本は数奇な運命とでも言うべきか、まずは翻訳原稿がかの「理論社」に持ち込まれた経緯から、破産前、破産後の「理論社」創業者の長々しい前書きがついていたり、この新装版は革マル派系の出版社から出ていたり、スパイシィなフレイバーがしないでもないところが、これまた味わいか。

2016/02/01

鯵の味醂干し

月曜日は低調なのだが、何だか色々することがあって、ばたばたしている内に夕方になった。

帰宅して、まず風呂。湯船で「百鬼園随筆」(内田百閒著/福武文庫)を読む。湯上がりに、おからで熱燗を五勺ほど。さらに、烏賊の足を焙って肴にする。実を言うと、私は烏賊があまり好きではないのだが、烏賊の一夜干しを何杯ももらったので、冷凍しておいてちょこちょこと酒の肴にする作戦なのである。食べ始めてみると悪くない。

その間に御飯を炊いて、鯵の味醂干し、沢庵、豚汁。寒い日には豚汁だなあ。それに鯵の味醂干しがうまい。半世紀近くも生きていると、美味しい、ということが、懐しい、ということとほとんど同じになってくるのだなあ、と思う。私が子供の頃にはしばしば、味醂に漬けた鯵の開きがベランダなどに干してあったものである。