「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/03/24

リバタリアンとしてのネロ・ウルフ

ああ良く寝た。 寝坊したので、朝食は珈琲とヨーグルトのみにしておいて、 朝風呂に入る。 湯船の読書は 「自由はどこまで可能か リバタリアニズム入門」(森村進著/講談社現代新書)。 日々、湯船で少しずつ読んで、ようやく読了。 非常に明快に整理されていて、著者はかなりのご苦労だっただろうな、と推察。 これが新書で 720 円は超お得。

早めの昼食。アボカドとトマトと玉葱に林檎酢とオリーヴオイルのドレッシング、 たらこスパゲティに大葉。 午後は 「毒蛇」(R.スタウト著/佐倉潤吾訳/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 356) を読んだり、家事をあれこれ。

「毒蛇」を読了。ネロ・ウルフがアメリカでホームズに並ぶくらいの知名度と人気を持ちながら、 日本では翻訳もあまりされず、されてもすぐに入手困難になるのは、 自由な生き方の受け入れ方の違いがあるのではないか、 つまり、たまたま同じ日に読んだのは偶然だが、 ウルフがリバタリアンだからではないかなあ……と思いつつ、夕食の支度。 もう一人、アメリカでは大きな影響力を持ちながら日本では無名な(架空の)探偵として、 J.D.マクドナルド作品に登場するトラヴィス・マッギーがいるので、 そちらも研究を始めてみたいと思っている次第。

米を炊き始めてから、 鯖を冷蔵庫から出して塩をしておき、 蚕豆を塩茹でする。蚕豆を肴に酒を冷やで五勺ほど。 炊けた御飯を御櫃に移し、 鯖を焼いて、しらす入りのだし巻き卵を作り、冷奴(茗荷と生姜)を用意し、 菠薐草と豆腐の味噌汁を作る。 食後に柑橘類を少々。