「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/10/18

二枚目のエースのパラドクス

またしても良く寝た。 週の終わりに近付いてようやく体調が戻ってきたような。 珈琲、ヨーグルトのち、朝食の支度。 納豆、胡瓜の糠漬、莢隠元の味噌汁、御飯。 お弁当を詰めて出勤。

ようやく調子が上がってきたので、プログラム書きなど。 昼食は持参のお弁当。 鰯の生姜煮、筑前煮、白菜の浅漬、玉葱のピクルス、御飯。 昼あたりから雨が降り出した。 夕方、退社。

帰宅して夕食の支度。 冷奴(葱、生姜)、鰯の生姜煮、 白菜の浅漬、塩豚の炊き込み御飯に葱と粉山椒、とろろ昆布と葱の澄まし汁。 食後に柿を一つ。

ブリッジというトランプゲームでは、各プレイヤーに 13 枚ずつカードが配られる。 今、あるプレイヤーに「エースを持っていますか」と尋ねたところ、 答は「イエス」だった。 このときに、そのプレイヤーが二枚以上エースを持っている確率と、 「スペードのエースを持っていますか」と尋ねて答が「イエス」だったときに、 そのプレイヤーが二枚以上エースを持っている確率を比べると、 後者の確率の方がずっと大きい。 これは、よく考えると当たり前なのだが、何故か奇妙な気がする。 前者の方がずっと大きいような気がするのである。 しかし、エースを一枚以上含む手と、そのエースがスペードである手では、 前者の方がヴァリエーションがずっと広いので、 その内で、二枚以上のエースを含む手の割合、すなわち確率は小さくなる。 人間の直感が何故か、正しい確率と一致しない例の一つで、 面白いのは、どうして人間は明らかに間違っている確率を直感するのか、という疑問の方だろう。 (Futility Closet "The Paradox of the Second Ace"より。)