「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/04/23

シグナルとノイズ

まだ朝夕の風は冷たい。 夕方帰宅して、お風呂に入り、 届いたばかりの "The Signal and the Noise" (N.Silver 著/Penguin) を湯船で読む。

シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」 から文章を引いて当時の「予測」の考え方を説明しているところで、 当時は "predict" と "forecast" の意味がはっきり分かれていた、 と書かれているのを読んで、「ほほぉ」と思ったのだが、 これまでにもどこかで何回か同じことを知って、その度に「ほほーう」と感心したような気もする。 "stochastic" の語源なんかも、違う本で読むたびに新たに感心してるような。 私くらいの歳になると、同じことを何度も新鮮に感心できる。 老化による物忘れにも利点はあるものだ。

お風呂上がりに、冷奴で白ワインを少々いただきながら、 御飯が炊けるのを待つ。 夕食は、昨日作った豚バラ肉と長葱の煮込みに、 昨日からそのスープに漬けておいた茹で卵で、 豚バラ丼。葱のスープを添える。食後に伊予柑を一つ。