「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2015/03/26

マンネリズム

今日も午前中は寒かったが、午後になると日差しが春らしく、明日から一気に春めくという予報がもっともらしい。

午前、午後と短い打ち合わせとか、メイルベースでの折衝や連絡をあれこれ。夕方退社。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。胡瓜の三杯酢漬けで冷酒を五勺ののち、アボカドとベーコンと焼き海苔の丼、大根と麩の味噌汁。

「度胸」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ 1055)、読了。おもしろかった。フランシスの「競馬スリラー」のシリーズを七冊読んだが、ある意味、どれも同じ内容。主人公はそれぞれ違えど、性格はほぼ同じ。プロフェッショナルで、冷静で、不屈の精神を持ち、次々に襲ってくる非常かつ非情な困難に立ち向かい、最後には切り抜ける。続けて二冊読むと混乱するくらい似通っている。しかし、面白い。偉大なるマンネリズムと言えようか。いや、違う発音でマニエリスムと呼ぶべきかも知れない。