気温は低くないが、雨で地面が濡れているせいか、ひんやりとする朝。
午前、午後とミーティング一つずつ。合間に雑用をして夕方退社。帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。厚揚げ、春菊、卵入りの鍋焼うどん。白ワインを一杯だけ。蜜柑を一つ。
夜は「大穴」(D.フランシス著/菊池光訳/ハヤカワ・ミステリ 1010)を読む。読了。元騎手の片腕の探偵、シッド・ハレー誕生の巻。確か、D.R.クーンツが娯楽小説の書き方として、まずヒーローを苦境に陥れて、次にさらなる苦境に陥れよ、というようなコツを紹介していたが、確かに「大穴」でのシッド・ハレーには苦難に継ぐ苦難が与えられる。まさに王道と言えよう。実際、傑作だった。
ところで、その意味では原題の "Odds Against" を「大穴」と訳したのは、ちょっと悩ましかったのでは、と思ったり。