「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/07/31

暗唱文

朝食のあと、ラテン語の動詞活用と引用文の暗唱カード二枚を作って、出勤。 一日に暗唱カード二枚が老人の限界かなあ、と。 「独習者のための楽しく学ぶラテン語」(小林標著/大学書林) の第 2 課より、 動詞 "sum" の現在形と未完了過去形の変化表と、「始めに言葉ありき」うんぬんの短文。 宗教はあまり好きではないのだが、 初学者向けの暗唱文にはウルガータ(カトリック公式ラテン語訳聖書)からの引用が多い。 やはり、極端に単純で、かつ、意味深い文章と言うと、そうなってしまうのはやむをえないのだろう。

午前、午後とお仕事。 水曜日はお弁当なしなので、昼食は近所でスープカレー。 昼食の帰りに神保町交差点を通ると、 F屋スーパーのあたりに何か、不穏なムードが漂っている。 近寄ってみると、弁護士名義で閉店のお報せが貼ってあり、 文章の中に「破産」という言葉が見える。 今日まで改装のための在庫一掃セールだったはずだが……。

夕方退社。すると、交差点の向こうに不穏な動きが。 どうやら近くのS大学の職員たちが大学当局の不当な扱いについて訴えているようだ。 どうも今日は街角の不景気なムードが目に入る一日だなあ。 たまたまだろうとは思うが。

帰宅。気温はそれほどではないとは言え、歩いて帰るには大変な蒸し暑さだった。 水分補給をして、一息ついてからお風呂。 湯上がりに、鶏砂肝の大蒜オイル煮で、冷たい贋ビールを飲みつつ、 ようやく生きた心地がする。 さらに、いただきもののオリーヴの実とチーズで贋ビールを終えたあと、落ち着いてから夕食の支度。 塩鮭を焼き、他に胡瓜もみ(糸若布、ちりめんじゃこ)、大和芋のとろろかけ御飯(浅葱)、オクラの味噌汁。 ついでに、明日以降のために山形名物の「だし」なるものを作ってみる。 本物を見たことがないのだが、大体こういうものだと聞いているので、 胡瓜、紐茄子、茗荷、オクラ、生姜を適当に細かく刻み醤油をかけて、適当に混ぜ、冷蔵庫に保存。