「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/09/23

秋刀魚を網で焼く

朝から雨の一日。 ひんやりとした秋の空気だが……だまされないぞ、 まだまだ油断はできない。 珈琲、ヨーグルト、自家製巨峰ジャム。 しばらくして、 茄子の糠漬、卵かけ御飯、大和芋のとろろ汁。 昼頃、所用にて東京ミッドタウンに出かける。

東京ミッドタウンは、東京の景気の悪さを一瞬忘れる、豪華な空間だなあ。 人工的豪奢と言うか、ドバイ的と言うか(行ったことないけれども)。 感心しつつ、夕方、雨の中を帰る。 途中、スーパーで秋刀魚を購入。 今年は値段が高騰するかもと聞いて心配していたのだが、 既に私のようなワーキングクラスでも買い求められる値段まで下がってきた。 でも、出来れば、早く百円を切ってもらえるとありがたい。

今日の夕食。冷酒一合ほどをお供に、 冷奴(白葱、生姜、生醤油)から始め、次は、軽く塩をした秋刀魚を網で焼いて大根おろしと生醤油。 秋刀魚のご馳走は、まさに焼いているときの煙りと香りだ。 その意味では、炭火は無理にしても、やはり網で焼きたい。 炭火ほどではないが、ぱりっと焼ける。 火から十分離して遠火で焼くのがコツ。 焼き上がったのを皿に移したところに、大根おろしをたっぷり添えて、 生醤油で食す、あれば酢橘などを搾るも良し、 まさに天下の美味ではないだろうか。 そののち、 大和芋のとろろ御飯(山葵とポン酢少々)と、油揚げと大根の皮の千切りの味噌汁。

お風呂に入ってから、冷やした梨を一つ。 夜の読書は 「つながらない生活」(W.パワーズ著/有賀裕子訳/プレジデント社)。