「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/09/16

エピクテートスのランチ

9 時近くまで寝てしまった。旅の疲れだろう、まだまだ眠い。 久しぶりに自分でいれた珈琲。 朝風呂に入ってから、午前中は書き物仕事など。 そろそろ時間になったので、ランチのため外出。 エピクテートスの「人生談義」(鹿野治助訳/岩波文庫)にいわく、 「私は死ななければならない。 もし今というのならすぐ死のう。 もし少し待ってからというのなら、 時間だから、今食事をしよう、それから死のう」。 こういう態度でありたいものである。

昼食は銀座に出て、 現在出張で東京に来ている Y さんと鰻屋で会食。 私は普段この店では鯛茶漬を食べるのだが、今日は鰻。 多分、この夏で初めての鰻。たまに食べると美味しいものだね。 そのあと、百貨店で食器を見て帰る。 秋の秋刀魚用に長皿が欲しかったのだが、 もう一つぴんと来るものがなく、見送り。

こう蒸し暑くっちゃかなわない。 この時期に最低気温が 27 度って、どういうこと。 帰宅して、夕方まで空調された寝室で読書など。 またお風呂に入ってから、夕食の支度。 じゃこ御飯と、豆腐と白葱の味噌汁。

私は普段から、米は土鍋で作法通りに炊き、 昆布と自分で削った鰹節で一番だしをとり、 実にそって味噌をいくつかあわせて味噌汁を作っているが、 それも毎日のルーチンだからできることであって、 旅などでちょっと休むと、再開するのにけっこう意力が必要だ。