「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。」
「論語」微子、第十八、六

2013/04/08

月曜日

月曜日は低調…… 何とか私なりの和風フル・ブレックファーストとお弁当は作ったけれども。 今日は良い天気。 「四季の味」の最新号を買った。 夕方退社して、歩いて帰る。 この時間はまだちょっと冷えるかな。

帰宅してお風呂に入ってから夕食の支度。 トマトのスライスに大葉を刻み、胡麻油ベースのドレッシング、 浅蜊のスパゲティ(昨日は赤いボンゴレだったので、今日は白いの)。 メインは骨付きラム肉。 クミンとパプリカをもみ込み、茹でた新じゃがと人参にバタを塗ったものと一緒にオーヴンで焼く。 ワインを少々。食後にパイナップルを少し、チーズも少し。

夜の読書は 「黒い山」(R.スタウト著/宇野輝雄訳/ハヤカワ・ポケット・ミステリ 1828)。

2013/04/07

いつもキャヴィアとは限らない

夜の間に嵐は過ぎ去ったのだろうか。 今日は良い天気。風は強そうだが、家にいる分には問題ない。 また、あまりに良く眠れ過ぎて、寝坊。 珈琲、ヨーグルト、パイナップルだけの朝食。 朝風呂に入って、昼までは読書と家事。 「白い国籍のスパイ」(J.M.ジンメル著/中西和雄訳/祥伝社ノンポシェット)。

昼食は、浅蜊とトマトのスパゲティ。 デザートにチーズ三種と赤ワインを少々。 午後も読書と家事。 夕食は御飯を炊いて、だしを引き、 鰤の漬け焼き、マイクルのキャベツ、冷奴(大葉、生姜、茗荷)、 ちりめんじゃこと大根おろしに自家製のポン酢、 菠薐草と油揚げの味噌汁。 食後に瀬戸香を一つ。

「白い国籍のスパイ」は、料理とミステリ、というお題では必ず挙がる書名なので、 名前だけは知っていたが、最初に強い興味を持ったのは、 開高健が「最後の晩餐」(光文社文庫)の中で絶賛していたからだったように記憶している。

洒脱でスマートで汎ヨーロッパ人的な銀行家だった主人公が、 第二次世界大戦の中、否応なく二重三重のスパイに仕立てあげられ、 危機に巻き込まれてはその才覚で見事に困難を切り抜けていく、 というエスピオナージュ。 変わっているのは、主人公が無類の料理好きで、 場面場面で料理の腕をふるうところだ。 主人公はこうつぶやく。 「このいやな戦争を生きのびたら、 回想録を出版社に売ってやろう。献立表も全部つけて!」。 そして実際、この小説には料理のレシピのページが挟み込まれていて、 巻末には料理名とその料理が出てきた箇所の索引までついている。 凡庸な言い方だが、こういう「遊び」、あるいは「余裕」 がこの小説の美点だろう。 (しかし、ノンポシェット版の養老孟司のあとがき解説によれば、 最初の翻訳ではレシピの部分が割愛されていたようだ。 ああ、日本の出版社の余裕のなさよ。)

また、実在の人物があちこちに登場するのも面白い。 例えば、ジョセフィン・ベイカー がかなり重要な役どころで出てきて、 「必ずしもキャビアじゃなくちゃならない、ってものではありませんわね」 と言う。 これが小説の原題の "Es Muß nicht immer Kaviar sein" (英語なら "It can't always be Caviar", 仏語なら "C'est pas toujours du caviar") になっている (どうして「白い国籍〜」みたいなつまらない邦題になっちゃったのかは謎)。 また、信じ難いことに主人公トーマス・リーヴェンも実在の人物、 と言うのは言い過ぎだが、少なくともモデルが存在するようだ。 そのインタビュー記事を読んだという開高健によれば、 性格は真反対のようだったとのことだが。

開高健を始め、この小説を高く評価する通人は少なくない。 多分それは、この表面的には愉快痛快でサーヴィス満点の小説がただのエンタテイメントではなく、 戦争と正義について、まっとうな人間のまっとうな生き方とはなにかについて、 通奏低音のように静かに語っているところに、 自分は気付いた、と思わせてくれるからだろう。 人生にはいつもキャヴィアがあるとは限らないのだが、 分別を持ち、もっと考えることは、いつも可能なのである。

2013/04/06

春の嵐

爽やかに起床。 パンが残っているので洋風の朝食。 珈琲、トーストにバタ、スクランブルド・エッグ、 レタスのサラダ、ヨーグルト、八朔を一つ。

予定されていた朝の自主ゼミは急遽延期。 今日から明日にかけて春の嵐になるという予報なので、 まだ天気の良いうちに洗濯を済ませる。 朝風呂に入って、湯船で 「世界短編傑作集5」(江戸川乱歩編/創元推理文庫)より 「証拠のかわりに」(R.スタウト著)を読む。 図書館に本を返しに行き、スーパーで買い物をして帰宅。 段々と風が強くなってきている。

昼食は、トマトのスライスにオリーヴオイルと塩胡椒、 レトルトを使ったカレーライスに軽く湯通しした菠薐草のトッピング、 ビールを一杯だけ。食後に瀬戸香を一つ。 午後も読書など。 「白い国籍のスパイ」(J.M.ジンメル著/中西和雄訳/祥伝社ノンポシェット)。 雨が降り始めた。

夕食は御飯を炊いて、 冷奴(茗荷、大葉、生姜)、純粋ポテトサラダ、 卵かけ御飯にちりめんじゃこと大葉の刻み、浅蜊の味噌汁。 食後にパイパップルを少し。 晩酌は生ハムでワインを一杯だけ。

2013/04/05

アービトラージ

今日も温かい。すっかり春だ。 出社してお仕事。 わりと大きなデータ取りをしているので、 どうしても作業サイクルが長くなる。 ボッケリーニなど聞きながら気長に作業。 ボッケリーニを聞くとお腹が減るのは私だけだろうか。

少し早めに退社して、銀座へ。 鰻屋で鯛茶漬の夕食。鯛と漬物を肴にビールを一杯だけ。

夜は有楽町で映画「キング・オブ・マンハッタン」を観る。 リチャード・ギアがゴードン・ゲッコーばりの投資家を演じるサスペンスだとか。 この映画はビジネス・スーツを着て行くと料金が千円に割引されるそうだ。 シャツにネクタイを締めてはいたのだが、 カーディガンにジーンズだったもので正規料金。