何事もない日曜日。晴天。雲雀は空で歌い、蝸牛は山査子の先に登り、エルデシュが呼ぶところの「究極至高のサディスト」も今日ばかりはその手を休めている。
珈琲、ヨーグルトの簡単な朝食を済ませ、午前中は食材の買い出しなど。風呂に入って、湯上がりにシードルを飲みながら、昼食の計画。菜の花とアンチョビのスパゲティーニ、牛腿肉のステーキ、つけあわせにじゃが芋の千切りとクレソン、赤ワインを一杯だけ。
午後は家事とその合間の読書。「チャーリー・モルデカイ2」(K.ボンフィリオリ著/三角和代訳/角川文庫)、読了。「哲学入門」(戸田山和久著/ちくま新書)。
夕食は、焼き餃子、網で焙った出来合いの薩摩揚げ、菜の花の辛子和え、御飯、大根と麩の味噌汁。大人になると、菜の花とかこごみとか山葵とかとか変なものが好きになるのは何故だろう。