「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/02/24

美食家探偵

日清のソース焼きそばを 5 袋セットで買ったのと、 いか天を知り合いから沢山いただいたせいで、 食生活がややジャンクフード方面に傾いている。 いかんなあ……と思いつつ、 いか天とじゃが芋入りのソース焼きそばで、 ペールエールを飲みながら、 「シーザーの埋葬」(R.スタウト著/大村実根子訳/光文社文庫) を読む昼時は至福。 ビールの残りで読書を続けて読了。 やはりアーチーとウルフの会話がいい。 スクリューボールを投げあってる感じが。

その次は、美食家探偵つながりで ニューヨークのネロ・ウルフからバルセロナのペペ・カルバイヨへ移り、 「楽園を求めた男」(M.バスケス・モンタルバン著/田部武光訳/創元推理文庫) を読み始める。 読書の合間に家事をあれこれ。ポテトサラダ、鯖の照り焼き、菠薐草のおひたしを作る。 昼食のデザートと夕食のアントレの間にあるべきものは、 趣味の良いミステリと料理の正しき仕込みだ。

夕食は御飯を炊いて、若布としめじと油揚げの味噌汁を作り、 作り置きの惣菜あれこれ。 夜は「楽園を求めた男」の続き。 湯船で読んだところでは、 カルバイヨ探偵が若い女の子に茄子と小海老のグラタンを作ってやって、 「意外とおいしいじゃん。これ罐詰?」と言われていた。