「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/02/16

古風な味わい

朝はデリバティブ部会の自主セミナ。 補題の証明の理解につまって、時間延長するも宿題。 いつものセミナ後のランチは蕎麦屋にて。 鶏山葵、卵焼き、鴨南蛮。かもなんばん美味しい。あったまるなあ。 そしてビールがうまい。冷たい北風が吹き荒ぶ中を帰宅。

帰宅して即、お風呂に入る。 湯船の読書は 「ネロ・ウルフ対FBI」(R.スタウト著/高見浩訳/光文社文庫)。 スタウトのマニアを自称する故・中島梓(栗本薫)が解説を書いている。 彼女が他のところで書いていたエッセイによれば、 スタウトはさっと読んだのでは良さが分からなくて、 暗記するほど読み込むと、ウルフとアーチーのやりとりなどに、 「たまらない古風な味わいがある」のだそうだ。 いや、そんなこと言わずとも、ストレートに面白いと思うのだが。 おそらく、私の趣味が古風、あるいは、懐古趣味なのだろう。 古き良き時代、みんなが粋でお洒落だったミステリとでもいいましょうか。

こう寒くちゃ鍋しかないな、と思い、 今日二度目のお風呂に入ったあと、夕食はピェンロー。