朝風呂で 「ネロ・ウルフ対FBI」(R.スタウト著/高見浩訳/光文社文庫) の続き。いい休日だ。 昼食に鰤を塩焼にし、蕪の糠漬、ポテトサラダ、豚汁をつける。 二時間ほど昼寝してから、 午後は惣菜の作り置き。 くず野菜でスープストックをとり、 鰤の残りをあら煮にし、鶏もも肉はたれに漬けてから山椒をふって網焼きにする。
私は、お弁当も込めて、朝、昼、晩と三食を自分で作っているので、 料理が趣味なのだろうと思われることもあるのだが、 全くの誤解だ。作りたくて作っているわけではない。 誰かが作ってくれるならば、ぜひそうしていただきたいし、当然、ありがたくいただく。 つまり、料理人を雇えるものなら雇いたい。
二度目のお風呂に入ってから、夕食の支度。 鶏の水炊き。いただきものの檸檬で作ったポン酢にて。 飲用の酒を切らせたので、料理用に使っている純米酒を冷やで五勺ほど。 あとは雑炊。 卵を落として、山椒と、ポテトサラダの最後の残りを添える。 私の持論、「世の中で一番美味しいものは鍋のあとの雑炊」説を確認。
食後に、いただきものの駄菓子「辛いか天」を御茶請けにしながら、読書。 不幸にして私は子供時代に駄菓子文化に触れることがなかったのだが、 大人が食べても悪いものではないね。風情がある。 「ネロ・ウルフ対FBI」、読了。 面白かったあ。「料理長が多過ぎる」や「腰抜け連盟」を傑作に挙げる人が多いが、 これも派手でいい。今日も良い日だった。