「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2012/07/27

ペシミズム

朝食はいつもの珈琲や果物、ヨーグルトのあと、 トマト素麺と蕪の糠漬。 お弁当を詰めて出勤。

昼食は持参のお弁当。最後のレッドカレー。 昼休憩に日陰を辿りながら神保町を歩いていると、 日照りの中に行列が。 それを見て、ああそうか、今日は土用波の日じゃなくて何だっけ、 兎に角、そういうのだったのだ、と気付く。 江戸時代の宣伝が現代人をも炎天下に行列させるとは、 宣伝の威力って本当に凄いなあ、と思った。 人が本当に自分の心からそうしたい、と思ってすることなんて、 あるのだろうか。

午後は主にプログラミング。合間に AMS review を書いた。 断わろうかと思ったのだが、 私の論文をわざわざ引用してくれていた著者に感謝して、 速攻で書かせていいただいた。 夕方退社。

近所のベルギービール屋で冷たいビールを一杯だけと、 そのついでに軽い夕食を済ませる。 家の近くの図書館で、 「ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝」(J.C.ベンター著/野中香方子訳/化学同人) などを借りた。 帰宅してお風呂に入り、夜の読書は「孤独」(A.ストー著/森省二・吉野要監訳/創元社)、 ショーペンハウアーのエッセイなど、つまみ読み。 暑さのせいで知らぬうち、厭世的な気持ちが高まっているのかな……