夕方退社して帰宅。鶏腿肉のぶつ切りと実家産の白菜と春菊で水炊き鍋。あとは雑炊(卵と浅葱)。冷酒を五勺。うまうま。
「トライアル&エラー」(A.バークリー著/鮎川信夫訳/創元推理文庫)、読了。昔読んだときよりはずっと感心した。非常に巧妙。これが厳密に主人公の三人称一視点から書き切られていたならば、ミステリー史上ベストテン級の傑作になっていたかもしれない。でもそうすると、この微妙で皮肉なユーモアは表現できずに、ただ巧妙なだけの作品に終わったかもしれない。難しいものだ。
ところで、この作品の題名は新しい版では「試行錯誤」と翻訳されている。内容からして「トライアル」と「エラー」でないといけないような気もするが、「試行錯誤」の慣用句でもあるし、これまた難しいものである。
ところで、この作品の題名は新しい版では「試行錯誤」と翻訳されている。内容からして「トライアル」と「エラー」でないといけないような気もするが、「試行錯誤」の慣用句でもあるし、これまた難しいものである。