「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/02/28

ベストオファー

切りの良いところで上がって、夕方から「鑑定士と顔のない依頼人」(G.トルナトーレ監督, 2013)を観る。期待以上に面白かった。"La migliore offerta" ("The best offer")というタイトルが絶妙なのだが、邦題は無難なだけでつまらない。何とかならなかったのだろうか。

「ベストオファー」とは言葉通り「最善の申し出」という意味だが、競売にかける方としては「精一杯の出し物、目玉商品」という意味にもなろうし、競る方としては「(その商品に)出せる金額の限界」ということにもなるだろう。

映画の中で独身の老人である鑑定士が部下に、女と暮らすというのはどんなもんかね、と訊くと、結婚三十年のその男が、結婚は鑑定に似ている、ベストオファーだから、という感じの答をする。ベストオファーねえ……

2014/02/27

メンチカツ

小雨の降る朝。こんな日は第二次アフガン戦役で受けたジーザイル弾の古傷が痛むが、稼ぎに出ないことには、老猫を抱えて露頭に迷ってしまう。目刺しを焙って納豆、糠漬、味噌汁、御飯の朝食を済ませ、豚肉と蕪の葉のマスタード和えと御飯を弁当に詰めて出勤。

出社して地味にお仕事をして、夕方退社。再び、小雨が降っている。帰り道の肉屋でメンチカツを二つ買う。一つは夕食に、もう一つはウスターソースをかけて一晩置き、明日のソースカツ弁当になる予定。

帰宅。古書店に注文していた「味の美学」(R.J.クールティーヌ著/黒木義典訳/文庫クセジュ)が届いていた。お風呂に入って、湯船で「美味礼讃」(ブリア-サヴァラン著/関根秀雄・戸部松実訳/岩波文庫)を読む。

夕食の支度。大根のサラダ、メンチカツ、油揚げと若布の味噌汁、御飯。食後に蜜柑を一つ。リースリングとナッツ類。

夜は「オパールは死の切り札」(R.コンドン著/後藤安彦訳/ハヤカワ文庫)を読んだり。「ワインは死の香り」の続編。前回はちょい役だった藤川勇太も再登場して、藤川財閥の御曹司として活躍。

2014/02/26

「美味礼讃」と「美味礼讃」

今日も温かい。出勤してお仕事。水曜日なので昼は外食。スープカレー屋にて。

帰宅して風呂に入ってから夕食の支度。御飯を炊く間に、牛筋大根の残りで冷や酒を五勺ほど。蕪の葉と魚肉ソーセージのサラダ、若布と油揚げの味噌汁、卵かけ御飯にしらすと自家製ポン酢。食後に蜜柑を一つ。

夜は読書など。「美味礼讃」(海老沢泰久著/文春文庫)を読了。辻静雄の伝記的小説。商売敵の嫌がらせがちょっとあるだけで基本的にはどんどん成功するだけなのだが、面白く読めた。「美味礼讃」の次は「美味礼讃」(ブリア-サヴァラン著/関根秀雄・戸部松実訳/岩波文庫)を読む。

ブリア-サヴァランの「美味礼讃」からの引用は良く知られている。例えば、「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人であるかを言いあててみせよう」とか、「新しい御馳走の発見は人類の幸福にとって天体の発見以上のものである」や、「だれかを食事に招くということは、その人が自分の家にいる間じゅうその幸福を引き受けるということである」など。

しかし、それは全て序文の前にある僅か 2 ページほどの「アフォリズム」 からの引用である。実際、「美味礼讃」の中身を読んでいる人はあまりいないのではないかなあ。色々と面白いことが書いてあるのだが。

2014/02/25

ヴァージョンアップ

急に温かくなったせいか体調がよろしくない。とは言え、今日もいつも通りに弁当を持って出勤。

午後は定例ミーティング。Mynd アプリは色々ヴァージョンアップ中。夕方退社。やはり外はかなり温かい。

帰宅して風呂に入ってから夕食。蕪の葉と豚肉のマスタード和えのサラダ、いただきもののパルメジャーノレッジャーノを使ってチーズオムレツ、たらこスパゲティ、リースリングを少々。残ったワインでナッツ類を少々、食後に蜜柑を一つ。

夜は海老沢泰久ではなくてサヴァランの方の「美味礼讃」(ブリア-サヴァラン著/関根秀雄・戸部松実訳/岩波文庫)を読んだり。