「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2017/03/25

本のバナッハ=タルスキ現象

今日は良い天気だ。果物とヨーグルト、胡瓜のサンドウィッチ、半熟茹で卵、珈琲の朝食。洗濯をしてから、朝風呂。湯船の讀書は「地球の長い午後」(B.W.オールディス/伊藤典夫訳/ハヤカワ文庫)。再讀と思つてゐたが、どうやら初めて。十代の頃、「理科系の文学史」(荒俣宏著/工作舎)の中で紹介されてゐるのを讀んだだけで、本編も讀んだ氣になつてゐたらしい。晝食は焼き空豆とお好み焼きでビール。

午後は本棚の組立て。この前、本を整理して SF 小説のジャンルを独立させたら不思議なことに、並び替へただけで本が増加したやうで(名付けて「本のバナッハ=タルスキ現象」)、100 冊ほど納まらなくなり、SF 文庫本用に小型の本棚を新たに一つ購入。

現在、私は大小あはせて 18 台の本棚を使つてゐる。若干あふれてゐるので、理想的には 20 台以上必要だらう。まだまだ置く場所があるので、増加を特に心配してゐないが、手間ではある。今時の皆さんは本と言へば電子書籍なので、そもそもこんな心配も手間もないだらうが、私のやうな古い人間には樂しい手間だつたりするのである。

夕食は浅蜊の酒蒸し(長葱、三葉)で冷酒を五勺、菜の花のおひたし、新牛蒡と鶏肉の炊き込み御飯、三葉の赤だし。