「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/08/04

悪の天才

八時過ぎまで寝てしまったので、 朝食は軽く珈琲と、ヨーグルトと、ブルーベリーを少々。 洗濯をしてのち、朝風呂。 午前中は料理の仕込みと読書など。 "And be a villain" (R.Stout 著 / Bantam Books)。

昼食は鯵の開きを焼いて、紐茄子の糠漬、山形だし、御飯、豆腐と長葱の味噌汁。 食後、しばらく昼寝。午後は読書と、家事のあれこれ。 夕方になって夕食の支度。 鶏手羽元と長葱の酢醤油煮の残りと醤油卵、 焼き茄子(生姜)、山形だしをかけた冷奴、御飯、紐茄子の味噌汁。 夜も読書など。"And be a villain" 読了。

私の最近の趣味の一つは、辞書を傍らにレックス・スタウトのネロ・ウルフものを読むことで、 ストーリーが面白くなくても面白いのだが、"And be a villain" はストーリーも面白い。 スタウトのベスト級に入るのでは。これは翻訳を出すべきだと思うなあ。 ところで、この長編には、ウルフの宿敵で悪の天才アーノルド・ゼックが、ある巧妙な犯罪の黒幕として登場する。 「巧妙」と言っても、「赤毛連盟」の強盗計画や、ブラウン神父ものに出てくる怪盗フランボウの犯罪にも似て、 あまり現実的とは思えない、よくぞそんな馬鹿馬鹿しいことを思いつきましたね、 というタイプの巧妙さなのだが、そこが天才的犯罪者のユーモアと言いますか……天才的なところ。

それはさておき、スタウトはシャーロッキアンだったので、 モリアーティ教授に対応する悪のキャラクタを創造せずにはいられなかったと見える。 ゼックが初登場するこの "And be a villain" には、確率論が専門らしき数学者も登場するが、 それもホームズへのオマージュをほのめかすためだろう(モリアーティは元数学教授)。

2013/08/03

パイナップル

盛蕎麦に山形だしの朝食のあと、定例のデリバティブ部会自主ゼミへ。 明日からのファイナンス系研究会のため上京した R 大の女子学生 4 人が飛び入り参加。 女性が多数派になった上に、お菓子を差し入れしていただいたりして、いつもとは一味違った雰囲気。 ランチは参加メンバでタイ料理。 タイ料理ではパイナップルを使うときがあるが、 この味覚のセンスはなかなかのものだなあと思いつつ、 パイナップルと海老のカレーを食べたり。

帰宅して、午後はお風呂に入ったり、 "And be a villain" (R.Stout 著 / Bantam Books) を読んだり、ラテン語の暗唱用カードを作ったり。 夕食は昨日作った鶏手羽元と長葱の酢醤油煮と、 そのだしに一晩漬け込んで作った醤油卵、 胡瓜もみ(ちりめんじゃこ、糸若布)、紐茄子の糠漬、御飯、豆腐と茗荷の味噌汁。

夜も "And be a villain" など。

2013/08/02

かき氷

今日も比較的に涼しい。 メンバの持ち込みによる提供で、オフィスに氷かき機とミキサーが登場。 これで生産性が急上昇するに違いない。 いや、ひょっとすると、いっそ、かき氷屋に転業する手もあるのではないか?

ベンチャーと言うと、ついITとか新素材とかIPS細胞とかに気持ちが向きがちだが、 スターバックスやアマゾンのことを思えば、かき氷で挑戦してどこがいけないのか。 アメリカ人に、フランス人に、中国人に、ケニア人に、 本物の日本のかき氷の素晴しさを伝え、「かき氷体験」(しゃくしゃく、きーん)を売ることは可能に違いない。 しかも、地球は高温化している。 近いうち、フィンランド人にだってかき氷を売れるだろう。 地球上の全ての街の 1 ブロック毎に神保町かき氷屋を作れるくらい市場があるのではないか。 などと妄想しているうちに午後も過ぎて、夕方退社。

今週の東京は気温が低いとは言え湿度は物凄く、 汗をあまりかかない私でも、少し歩くと汗が吹き出してくる。 ああ、ここにかき氷屋があれば! 帰宅して、まず水分補給をしてから一休み。 そのあとお風呂。 湯上がりに、冷奴(茗荷、大葉、生姜)で冷えた贋ビールを飲む庶民の幸せ。 そして、ゆるゆると、夕食の支度。 メインは鶏手羽元と長葱の酢醤油煮。 御飯に山形だし、大和芋のとろろ汁(大葉)。

2013/08/01

山形のだし

小雨の降る朝。気温も低い。 いつもの朝食のあと、お弁当を作って出勤。 もう八月か。早いなあ。 そんなわけで、「暮しの手帖」の 8-9 月号を昼休みに新刊書店で買った。 夕方退社。 午後からは晴れて、気温も上がり、大変な蒸し暑さ。 知的な文化は空気が綺麗で乾いた土地にしかない、 と書いていたのはニーチェの「この人を見よ」だったかなあ、 などと思いつつ帰宅。

帰宅して、水分補給をして一服してから、お風呂。 湯船の読書は "To save everything, click here" (E.Morozov著 / Allen Lane)。 夕食の支度。 昨日から仕込んでおいた山形の「だし」、塩鮭、御飯、大和芋のとろろ汁(浅葱)。 「だし」をかけた御飯が美味しい。夏だなあ。 食後にオレンジを一つ。 夜は、ラテン語の勉強をしたり、 "And be a villain" (R.Stout 著/ Bantam Books)を読んだり。

山形の「だし」は主に胡瓜と茄子などの夏野菜を小さく刻んで、 そこに生姜や茗荷などの薬味の微塵切りにしたものも混ぜ、 醤油をかけてしばらく冷蔵庫に置いただけのもので、主に御飯にかけて食べる。 オクラなどの粘りのあるものも入れるとなお良し。 聞いただけでは「?」な感じだが、試してみると意外に良いものだ。 夏の暑い時には素晴しく美味しくて、他の季節だと特にそうでもない不思議な料理で、 元気な夏野菜の味をその季節に集中して味わうところに良さがあるのだろう。