「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/03/24

冬の糠雨

また冬に戻つた。外に出ると糠雨が降つてゐる。春雨ぢや、と言ふにはまだかなり冷たい雨だが、傘を取りに戻るのも面倒なのでそのまま濡れて駅まで歩く。

帰りも寒い冬の夕暮れ。帰宅して風呂に入つてから夕食の支度。おから、獅子唐の焼きびたし、鯖の味醂干しで冷酒を五勺。のち、御飯に長芋とろろ、なめこ汁。食後に台湾茶と小豆餡の饅頭一つ。

夜の読書は「我輩ハ猫デアル」(夏目漱石著/名著復刻全集)を少しと、21 時からは寝床に入つて「死にいたる病」(S.キルケゴール著/桝田啓三郎訳/ちくま学芸文庫)。