「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/03/21

猫と哲学

寝坊。8 時過ぎまで寝床から出られず。休日用の簡易的な朝食のあと、ラテン語の勉強。

以前に興味の趣くまま色々な入門書に手を出して、いつの間にやら挫折してゐた反省のもと、"Wheelock's Latin" (F.M.Wheelock-R.A.LaFleur / Collins Reference)一冊だけに絞つて勉強し直してゐる。しかし、一日一ページすら進まないので、これを仕上げるには一年から二年、いや、もつとかかるかも知れない。しばらく退屈知らずで暮らせさうだ。

特に用事もなく、穏やかな一日。閑暇に憩う。読書は「生き方と哲学」(鬼界彰夫著/講談社)、"Three Men Out" (R.Stout / Bantam Books) より "This won't kill you" など。

「こうしたとき猫はあたかも何もしていないかのように思われる。しかし猫は何もしていないのではなく、実は生きているのであり、その一環として眠っているのである。にもかかわらず猫が何もしていないかのように思われるのは、それは猫の生の全体像が我々の目から隠されているからである。こうしたことは何かが猫の生を覆い隠しているがためでなく、我々が目の前にある猫の生の全体を見ていないがために起こる。」
「生き方と哲学」(鬼界彰夫)より