「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2013/12/17

ラテン語のカレンダー

今日も調子はいまひとつながら、キャットフード代を稼ぐために働かなければ。 出勤して朝に細々した仕事を片付け、午後は定例のミーティング。 どうやら、 android アプリ の方は来週あたりにリリースできそうな感じ。 かなりクールに仕上りそう。 iOS の方は iTunes Connect のクリスマス休暇もあることだし、 冬休みを跨いでじっくり行くらしい。

夕方退社して帰宅。まずお風呂。 湯船の読書は「ラテン語のはなし」(逸身喜一郎著/大修館書店)。 ローマのカレンダーについて。 ラテン語は非常に簡潔でうまく出来た言語だなあ、と思うこともあれば、 理不尽なくらいわけがわからない部分もある。 例えば、言語のせいと言うよりは、文化のせいかも知れないが、日の数え方が謎だ。 カエサル以降は言わゆる「ユリウス暦」なので、今と大差ないのかなと思いきや、奇妙奇天烈。 各月に三つの基準日があって、各日はその基準日の何日前かで表すのである。

その基準日とは、月の最初の日 "Kalendae"と、 その "Kalendae" から数えて十三日めあるいは十五日めの日 "Idus" (三月、五月、七月、十月だけは十五日めで、他の月は十三日め)、 その "Idus" から数えて九日前(九日後ではない)の日 "Nonae" だ。 なお、その日「から数えて」の部分に注意されたい。 ギリシャ時代もそうだったらしいが、ローマ時代でも数を数えるときには、 両端を含めて数えたので、現代とは「X日目」「X日後」が一日ずれている。 そして、この三つの基準日から何日前かで、各日を表す。 三つ基準日を設けることはまあいいとしても、どうして月を三等分しないで、 おかしな、しかも月によって微妙に違う三日なのか、 また、どうして基準日の後ではなくて「前」に遡って表すのか、わけがわからない。 本当に古代ローマ人はこのカレンダーで問題なく暮らせていたのか。

夕食のメインは肉豆腐。冬はあたたかい汁物に走りがち。