「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/06/04

「北大路魯山人の美」

定例のデリバティブ研究部会自主ゼミとランチのあと、三井記念美術館へ。「北大路魯山人の美」展を観る。

実は魯山人があまり好きではない。どの器も、どうだ俺は偉いだらう、と言つてゐるやうに、こちらに押してくる感じがして騒がしい。さういふところが、貧乏臭い。本当に自分自身で豊かな人だけが持つ静けさがない。

と、思つてゐたのだが、私も歳をとつて、人間悟り切れないものだな、と思ふからか、魯山人のさういふところも込めて、悪くないな、と感じるやうになった。