「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/06/29

聖ニャンコラン通り

木曜日にしか思へないが水曜日。水曜日は弁当作りを休んでランチは外食にしてゐる。インドカレーのセット。ヨーグルト風デザートの頭痛がしさうな甘さに本格を感じた。

夕方から親会社の部署の打ち上げ会。少し顔を出して、つまみ食ひをして帰る。帰宅して風呂。湯船の読書は「ルーフォック・オルメスの冒険」(カミ著/高野優訳/創元推理文庫)。この徹底的な阿呆らしさに癒される。シャーロック・ホームズのパロディでも何でもなく、ただの馬鹿話なところが凄い。

駄洒落も日本語に翻訳されてゐるのだが、原文のフランス語ではどうなつてゐたのだらうか、と思ふ。まあ、教へられても分からないのだが。駄洒落以外にも原文が気になるところが多い。例へば、「聖ニャンコラン通りの悲劇」(にゃんこらん通りつて原語は何なんだ)の一編の、「猫 殺したよんよよん」。「よんよよん」?フランス語ではどうなつてゐたのか。肝心のオチの「かーぜもないのに、ぶーらぶら」のフランス語は何だつたのか。