「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2014/11/24

酣酣

私の日々の勤労に感謝する祝日。自堕落に猫と寝転がって、穏やかに「詩趣酣酣」(塚本邦雄著/北澤圖書出版)などを読む。

「酣酣」とは塚本邦雄によれば「酒をたしなんで心がのびのびするさま」あるいは「花の眞盛り」の意味だそうで、大変にけっこうな言葉である。でも聞いたことないよなあ、と思いつつ字書を引いて、「今や宴たけなわ」などと言うときの「たけなわ」が「酣」の訓読みだと知り、己の無知を恥じる。この場合には、花の盛りの方の意味だろう。