「夫子憮然曰、鳥獣不可與同羣。吾非斯人之徒與、而誰與。
「論語」微子、第十八、六

2016/01/30

「ルー・サンクション」

いつものように 6 時前に目が覚めてしまった。どうやら東京は雪にならなかったようだ。ヨーグルト、珈琲、パンとチーズ、野菜ジュースの休日用簡易版朝食。朝風呂に入ってから、午前中は読書と家事。一週間分のおからを煮る。昼食はお好み焼きでビール。昼間に飲む酒は美味しい。ビールとかスパークリングワインとか、泡の出るものはことさらに思えるのだが、気のせいだろうか。

午後も、ミルフィーユ的(?)蒸し豚を仕込んだりの家事の他は、ゆっくりと「ルー・サンクション」(トレヴェニアン著/上田克之訳/河出文庫)を読む。トレヴェニアンの作品の中で最も知名度が低い作品だろう。私も最近まで知らなかった。映画化もされた「アイガー・サンクション」の続編で、書く度に作風を変えるという定評の(私はそうは思わないが)、唯一の例外。主人公の造形が気に入ったのは確かだろうが、この二作を書いてシリーズものに見切りをつけたという可能性もある。

夕方、再び風呂にはいって後、「ルー・サンクション」を読みながら酢大豆でワインを少々。いい土曜日だ。その間に、豚肉とブロッコリを蒸す。さらに、蒸し豚から出たスープを使って、うどん。